今回はANAプレミアムクラスの中でも最もスタンダードな座席を搭載している、ボーイング787-8(B787-8)のプレミアムクラス搭乗レビューです。
機材はボーイング787-8(B787-8)で、ANAホームページ上の機種・シートマップでは「ボーイング787-8（ドリームライナー）」と表示されており、予約画面では「78P」と表示されています。
この記事は78Pの基本情報を紹介し、その後に実際に搭乗した際の写真などで78Pプレミアムクラスをご紹介します。
78P以外にも【78M】【78G】の搭乗記も公開しています。参考にしてください。
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- 78Pってそもそもどのようなもの？を詳しく解説
- 78Pのプレミアムクラスの座席(国内線仕様の座席)
- プレミアムクラスの食事
これまで宿泊記を書いてきましたが、コロナ禍ということもあり、人目が気にならないか？人に堂々と言えるのか？と問われると、自信をもってYESとは言えないなと感じています。 旅行好きの皆さんも同じように感じている方も多いのではないでしょう[…]
では、早速ご紹介していきます。
基本情報 / Basic information
78Pとは? / What is 78P ?
まずは「78P」ってなに？というところから始めたいと思います。
78Pとは「機種と座席仕様」を表し、ANAが設定した機材を識別するための記号です。
「ボーイング787-8型機の335席仕様の機材をANAでは78Pと表現」しています。
じゃあそれはどこで見たらわかるのか？という疑問を解決したいと思います。
下の画像はある日の羽田→伊丹の国内線予約検索画面です。赤枠をご覧ください。
ご覧いただいてわかるように便名の下に先ほど説明した記号が記載されていますので、ここで機材が何かを知ることができます。
私は航空券を予約する際で、時刻に余裕がある際は機材から便を選んだりして少しでも快適に移動できるようにしています。（できるだけ大型機を選ぶ、プレミアムクラスの座席が良いものを選ぶ、など）
78Pのシートマップ / 78P Seat map
78Pのシートマップからプレミアムクラスについて確認したいと思います。
座席の違いからもうお分かりだと思いますが、78Pの場合、1列目と2列目の合計12席がプレミアムクラスです。
78Pの総座席数は335席のためプレミアムクラスは限られた空間です。
載せたシートマップはANAホームページにありますので気になる方はご覧ください。
78Pの座席 / Seat of 78P
実は78Pの座席は2種類あります。
この2種類、結構違います。どちらになるのかは事前にはわかりません。くじ引きみたいなものですね。(笑)
こちらは国内線プレミアムクラス用として開発された座席です。短距離飛行で快適に過ごせるように考えられています。
78Pに限らず多くの機材でこちらが採用されています。
こちらは国際線で利用されているクレードル座席です。中距離飛行で快適に過ごせるように考えられているため、国内線プレミアムクラス座席よりもリクライニングが深いです。
以下に示している表は78Pの全11機がそれぞれどちらの座席かをまとめています。（注意：いつ変更になるかわかりません。）
| 機体番号 | 座席 |
|---|---|
| JA809A | クレードル |
| JA810A | クレードル |
| JA811A | クレードル |
| JA812A | クレードル |
| JA816A | クレードル |
| JA817A | クレードル |
| JA818A | プレミアムクラス |
| JA819A | プレミアムクラス |
| JA821A | プレミアムクラス |
| JA824A | プレミアムクラス |
| JA825A | プレミアムクラス |
＜78P全機材 座席種類一覧 ※Ojisan調べ＞
全11機のうち6機がクレードル仕様なのでクレードルに当たる可能性のほうがやや高そうです。（私はなぜかプレミアムクラスの座席に当たりがち。）
機体番号なんてどうやったらわかるの？と思われると思います。これは基本的に搭乗直前までわかりません。だからこそ2種類のどちらの座席になるのかわからないのです。
羽田以外の空港からの出発便は基本的に折り返し便としての運用となるため、自分が搭乗する時刻のおよそ1時間前に到着する787-8型機であることが多く、その機材の機体番号を調べることはできます。（少し経験は必要）
それは「Flightradar24」(Android・iPhone)というアプリで調べる方法です。
このアプリは世界中のほとんどの航空機の動きを見られるアプリです。このアプリで出発空港に向かってくる飛行機を見つけて機体番号を調べればこれから自分が乗る飛行機が何なのかがわかります。
また、搭乗予定の航空機が予定通りで出発するのかの目安にすることも可能です。（折り返すために78Pの場合は少なくとも約40分は必要なのでそこから逆算）
確実にクレードル座席を狙いたいのであれば78Mという機材を選べば確実にクレードル座席に座ることができます。
78P搭乗レビュー / 78P Boarding Review
ではここから私が実際に乗った際のレビューをしていきたいと思います。
今回搭乗した座席は「国内線プレミアムクラス座席」です。機材はJA825Aでした。
座った時の感じや、シート機能を紹介できればと思います。
座席 / seat
ANAホームページの画像と同じようなイメージですが、やや年季が入っている気がします。座席のへたり具合、塗装の剥げなどが気になる・・・。JA825Aは78P機材では最も新しいはずですが、それでも導入年月は2014年2月なのでそこそこ時が過ぎています。
座席の間隔はさすがプレミアムクラス。かなり余裕があります。
座席ポケットにはスリッパとヘッドホンがあります。
ひじ置きは真ん中を開けられるようになっています。
開けるとコントローラーがあります。国内線ではそんなに使わないかもしれないですね。
※ちょっと余談
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右側のひじ置きはテーブルが格納されているので全体が跳ね上がるようになっています。
テーブルを出すとこのようになります。結構大きいのでパソコン作業も余裕です。ちなみに写真はないですが、右側ひじ置き前方にコンセントとUSB電源があります。
アナログなリクライニングボタンは右側ひじ置き側面にあり、リクライニング、フットレスト、フットレストの長さ調整の3つあります。そんなにリクライニングはしません。
右側には収納スペースとライトがあります。収納スペースはキャパシティがそんなに大きいわけではないのであまり活用したことはありません。
食事 / meal
プレミアムクラスでは食事も提供されます。
出発時刻によって提供内容が異なりますが今回は「伊丹→羽田」の「昼食」をご紹介します。
「羽田⇔伊丹」路線は幹線なので幹線以外の路線と比較すると内容が豪華です（JALの国内線ファーストクラスの路線に対する対抗）。ただし、幹線の中では特殊で、飛行時間が短いためお弁当スタイルです。
メイン部分をアップしてみました。色とりどりで見た目もおいしいです。私はこの羽田⇔伊丹のお弁当スタイルが結構好きです。
お品書きもぺらぺらの紙ではありますが存在します。月に3回メニューは入れ替わっています。
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ドリンク / Drink
ANAでは現在ドリンクメニューを提供していないのでホームページのものを例として載せておきます(2021年5月以降分)。
2021年4月までは幹線ではシャンパンの提供があったのですが、今は全てスパークリングワインになってしまいました。私は違いがわかる人ではないので問題ないですが、ANAのプレミアムクラスでのシャンパン廃止は少し衝撃ではありました。
シャンパンがなくなったとは言え、普通席と比較するとたくさんの選択肢とアルコールがあるのでドリンクだけでも楽しむことができます。
最後に / Comments
| 航空会社 | 全日本空輸 (ANA) |
| 便名 | NH34 |
| 搭乗区間 | 伊丹空港(ITM)→羽田空港(HND) |
| 搭乗クラス | プレミアムクラス |
| 機番 | JA825A |
| 予約方法 | トクたびマイル＋アップグレードポイント |
| 予約金額 | 0円(3,000マイル+アップグレードポイント4P) |
ANAプレミアムクラス【78P】の搭乗レビュー、いかがでしたでしょうか。
ANAプレミアムクラスはほぼすべての路線で設定されており、どこにお住いの方でも乗りやすいと思います。路線によっては価格もお手頃な場合もあるので乗ってみるのはいかがでしょうか。
今回は78Pのご紹介でしたので、今後は他の座席のプレミアムクラスもご紹介したいと思います。
また、プレミアムクラスのサービスをまとめた記事も書きたいと思っています。
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