ANAプレミアムクラス搭乗記【321】

今回はANAでは「2017年9月から導入されたA321neo」および「2016年11月に再導入されたA321ceo」、それぞれのプレミアムクラス搭乗記です。私が搭乗したのは2022年1月でともに羽田⇔高知便で利用しました。

機材はエアバスA321neoエアバスA321ceoで、ANAホームページ上の機種・シートマップでは「エアバスA321」と表示されており、予約画面では「321」と表示されています。

この記事は321の基本情報を紹介し、その後に実際に搭乗した際の写真などで321プレミアムクラスをご紹介します。【neo】と【ceo】の機体自体と座席の差についてもご紹介致します。

そしてちょっとだけ普通席もご紹介します。

  • エアバスA321neo or ceoってそもそもどのようなもの?を詳しく解説
  • エアバスA321neo or ceoのプレミアムクラスの座席を詳しく紹介
  • プレミアムクラスの食事
  • エアバスA321ceoの普通席について紹介
移動前に抗原検査を!

これまで宿泊記を書いてきましたが、コロナ禍ということもあり、人目が気にならないか?人に堂々と言えるのか?と問われると、自信をもってYESとは言えないなと感じています。 旅行好きの皆さんも同じように感じている方も多いのではないでしょう[…]

では、早速ご紹介していきます。

基本情報 / Basic information

321とは? / What is 321 ?

まずは「321」ってなに?というところから始めたいと思います。

321とは「機種と座席仕様」を表し、ANAが設定した機材を識別するための記号です。
エアバスA321neo型機およびエアバスA321ceo型機の194席仕様の機材をANAでは321と表現」しています。

「え?【neo】と【ceo】の区別はないの?」と思いますよね?

実はANAホームページ上で【neo】と【ceo】の区別は一切ありません。つまり予約するときもどちらになるのかはわからないのです。B787-8など他の機材では区別されているのにこちらはされていないのは不思議ですが、恐らくシートの配列が全く同じだからかなと思います。

【neo】と【ceo】の区別はないものの、321であることはわかります。
じゃあそれはどこで見たらわかるのか?という疑問を解決したいと思います。
下の画像はある日の羽田→高知の国内線予約検索画面です。赤枠をご覧ください。

<1. ANA便検索画面 ※ANAホームページより引用>

ご覧いただいてわかるように便名の下に先ほど説明した記号が記載されていますので、ここで機材が何かを知ることができます。

私は航空券を予約する際で、時刻に余裕がある際は機材から便を選んだりして少しでも快適に移動できるようにしています。(できるだけ大型機を選ぶ、プレミアムクラスの座席が良いものを選ぶ、など)

A321は主に羽田発着の地方路線で運用されることが多いようです。

 
【豆知識】
neoはNew Engine Optionの略です。
ceoはCurrent Engine Optionの略です。

321のシートマップ / 321 Seat map

<2. 321 Seat map ※ANAホームページより引用>

321のシートマップからプレミアムクラスについて確認したいと思います。

座席の違いからもうお分かりだと思いますが、321の場合、1~2列目の合計8席だけがプレミアムクラスです。
これは【neo】でも【ceo】でも同じです。

ちなみにB737-800(738)も同じく1~2列目の合計8席だけがプレミアムクラスです。

載せたシートマップはANAホームページにありますので気になる方はご覧ください。

その他の機材についてもいくつか書いていますので参考までに78Pと78Mの搭乗記を載せておきます。良ければご覧ください。

78P搭乗記はコチラ!

今回はANAプレミアムクラスの中でも最もスタンダードな座席を搭載している、ボーイング787-8(B787-8)のプレミアムクラス搭乗レビューです。 機材はボーイング787-8(B787-8)で、ANAホームページ上の機種・シートマッ[…]

78M搭乗記はコチラ!

今回はコロナ禍になって国内線に投入されることになった機材で、ANAプレミアムクラスの中でも一番人気がある座席の搭乗レビューと基本情報ご紹介です。 機材はボーイング787-8(B787-8)で、ANAホームページ上の機種・シートマップ[…]

A321の座席 / Seat of A321

それでは321の座席紹介です。 搭乗時の実際の写真は後ほどご紹介しますので、まずは公式ホームページの写真でご紹介したいと思います。 neoかceoかの記載はありませんでしたが、それぞれの写真が公式ホームページにありました。

<3. A321neoプレミアムクラス座席>

こちらが【neo】のプレミアムクラス座席です。

<4. A321ceoプレミアムクラス座席>

こちらが【ceo】のプレミアムクラス座席です。

座席のイメージとしてはどちらもB737などの単通路小型機の国際線仕様機材のビジネスクラスだなという印象です。

【neo】と【ceo】の最大の違いはシートモニターの有無です。A321neoにはシートモニターがあり、A321ceoにはシートモニターがありません。ANAのA321neoは機外カメラが付いており、それをシートモニターで見ることができるので飛行機好きとしてはこれはとても嬉しい。ぜひA321neoに乗った際は機外カメラを見ながらフライトを楽しんでいただきたいと思います。

なお、シートモニターはA321neoであれば普通席でもシートモニターは付いています!

以下に示している表はANAが所有しているA321neoとA321ceoの一覧です(2022年1月時点)。今後機材の新規導入、退役などで変化することも考えられますので参考程度としてください。変化があった時は修正する予定ですが・・・。

No.機体番号
1JA131A
2JA132A
3JA133A
4JA134A
5JA135A
6JA136A
7JA137A
8JA138A
9JA139A
10JA140A
11JA141A
12JA142A
13JA143A
14JA144A
15JA145A
16JA146A
17JA147A
18JA148A
19JA149A
20JA150A
21JA151A
22JA152A

<A321neo全機材一覧 ※Ojisan調べ>

No.機体番号
1JA111A
2JA112A
3JA113A
4JA114A

<A321ceo全機材一覧 ※Ojisan調べ>

表をご覧いただいてわかる通り、実は【neo】が22機、【ceo】が4機と圧倒的に【neo】が多いです。つまり乗る機会も自然と【neo】のほうが多くなります。

機内装備としては【neo】のほうが充実していて嬉しいものの、【ceo】であった時はレアという意味で嬉しいかもしれません。(笑)

だいぶマニアックな内容になってしまいました。せっかくなので機体番号に興味を持った方向けに気になる機体がどこを飛んでいるのかを把握することができるアプリを紹介したいと思います。

それは「Flightradar24」(AndroidiPhone)というアプリです。暇つぶしや、自分が乗っている飛行機がどこを飛んでいるのか把握することもできるので結構楽しいですよ。

私は自分が乗っている飛行機がどこをどのルートで飛んでいるのかを把握し、何時頃にゲートに到着するのかを考えています。それによって乗り継ぐ電車の時刻の候補を考えたりしてます。(笑)

A321搭乗レビュー / A321 Boarding Review

ではここから私が実際に乗った際のレビューをしていきたいと思います。機材は、【neo】がJA142A、【ceo】がJA112Aでした。
座った時の感じや、シート機能を紹介できればと思います。

【neo】と【ceo】を比較できるように左右に表示しようと思います。スマホでは縦に並ぶのでわかりにくいと思いますがご容赦下さい。

プレミアムクラスエリア / Area of Premium class

【neo】と【ceo】それぞれのプレミアムクラスのエリアの全体感からご紹介したいと思います。
全体もなにもそもそも2列しかありませんが。

<5. A321neoのプレミアムクラス>
<6. A321ceoのプレミアムクラス>

両方とも1Kの座席から撮っています。(ちょっと角度違うけどすみません。)
2列しかないのでかなり限られたスペースとなっています。

このように見比べるとパーテーションがあるかないかくらいがぱっと見て気付く差かなと思います。つまりほぼ変わらないですね。

座席と床の色はこれまで通りの青で、78Gや722で採用されている茶色ではありません。

【78G】は茶色テイスト!

今回は2021年12月9日から運航を開始したANA国内線787-9の最新座席仕様「78G」の搭乗記です。私が搭乗したのは12月後半で、比較的早い段階です。座席はプレミアムクラスですが、普通席も見学させていただくことができたので後半でご紹介[…]

座席 / seat

次にプレミアムクラスのシートをご紹介!

<7. A321neoのシート>
<8. A321ceoのシート>

さっきとそんなに写真変わらないな?という声が聞こえてきそう(特にA321ceoの写真)。
やっぱり何度見ても国際線単通路機のビジネスクラスの席ですね。

シートは布製です。どちらも隣にお客さんがいなかったのでパーテーションの威力はわかりません。

<9. A321neoのリクライニング>
<10. A321ceoのリクライニング>

9枚目、10枚目ともにリクライニングを最大限利用し、フットレスト、レッグレストを利用した状態です。【neo】と【ceo】で大きな差はないように思います。プレミアムクラスなのでさすがに前方の広さはどちらも同じく十分です。

この写真2枚でその他の違いはモニターがあるかないかです。【neo】は壁にモニターが付いていて、【ceo】は天井に格納式のモニターがあります。

<11. A321neoのプレミアムクラス2列目>

こちらの写真は別の時に【neo】のプレミアムクラスに乗った際の写真です。2列目でも余裕があります。

<12. A321のテーブル>

こちらは【ceo】のテーブル。【neo】のテーブルは油断しており、写真を撮るのを忘れていました。(笑)
【neo】もこの【ceo】とほとんど同じテーブルなのでこれを参考にしていただければと思います。

折り畳み式のテーブルですが、大きさは十分です。【neo】はあまりグラグラ揺れることはなかったのですが、【ceo】はややグラグラしました。これはテーブルを引き出した側とは反対側のひじ置きの形状が【neo】の場合は角ばっていて、【ceo】の場合は丸みを帯びているからだと思います。

<13. A321neoの肘置き>

こちらは【neo】の肘置き。
先ほど説明した通り角ばっています。また。肘置きの淵が盛り上がっているので物を置いても落ちることはありません。結構便利です。

<14. A321ceoの肘置き>

一方こちらが【ceo】の肘置き。
こちらは全体的に丸みを帯びていて、物を置くスペースがありません。また、エンターテイメントシステムのリモコンが肘置き上にあります。

 
肘置きの使いやすさは【neo】に軍配が上がると思います。
<15. A321neoに装備されているシートモニター>

こちらは【neo】にのみ装備されているシートモニターです。肘置きに格納されています。離着陸時などは利用することができません。2列目についてもモニターは肘置き下に格納されていますので同様です。

個人的には肘置き下に格納されているモニターは好きではありません。角度の調整が難しいですし、しっかり固定されないことが多い・・・。この機材も然りでした。

<16. A321neoの電源>
<17. A321ceoの電源>

電源は【neo】と【ceo】ともに肘置き下にありました。

【neo】の電源しか使っていませんが、離陸前から着陸後までずっと使用することができたの便利でした。【ceo】では使っていないのでわかりません、すみません。

写真はないですが、【neo】の肘置きのこの電源エリアの上には引き出す箇所があり、小さなテーブルがあります。

<18. A321neoのシートリモコン>
<19. A321ceoのシートリモコン>

【neo】と【ceo】ともにシートリモコンは肘置き横にあります。

個人的には【neo】のシートリモコンのほうがボタンが少なくて操作しやすいので好きです。【ceo】のシートリモコンはボタンが多い・・・でもシートの位置に沿って操作ボタンがあるのでこれはわかりやすいですね。完全に好みの問題だと思います。

【neo】のエンターテイメントリモコンは16の写真の通り、肘置き下にあります。【ceo】は13の写真の通り、肘置き上にあります。

【neo】のほうが誤操作は少なそうですね。

 
【neo】と【ceo】、やっぱり【neo】がいいです。次A321に乗るときに【ceo】が来たらちょっと残念な気分になる気がします。(笑)
フライトをより快適に!

今回は滅多に書かないOjisanのおすすめアイテム紹介です! 今回のテーマは「フライトを快適にするアイテム」。追記するかもしれませんが、とりあえず2つご紹介します。 いいなって思ったらぜひ試してみて下さいね~! <ご紹介す[…]

食事 / meal

これまでの記事でもプレミアムクラスの食事をご紹介していましたが、A321搭乗時も写真を撮っていますのでご紹介します。
今回は「羽田⇒高知」の「軽食」です。

<20. プレミアムクラス昼食>

メインの蓋開いてないやんって思いますよね。私も思います。(笑)
幹線以外の軽食はこんな感じで、弁当箱とスープでした。

<21. 弁当箱中身>

蓋、開けました。実は搭乗時はお腹がいっぱいだったのでスープだけ機内でいただき、弁当箱は持ち帰りをさせていただきました。

<22. メニュー>

メニューはこちら。中身の写真からもわかるように本当に軽食です。味は普通です。

 
軽食でも、ちゃんとした(別にちゃんともしてないけど)食事でも値段が変わらないのはなぜなの?って毎回思います。ANAはコストに見合ってないと思うことが多くありますが、これもそう思ってしまう要因の一つ。それでも乗る人が普通にいるからこの状況は変わらないでしょうね。

ぜひJALのファーストクラスの食事も見た上で、かつ乗ったうえでそれぞれの感想を聞いてみたいものです。

JAL国内線ファーストクラスと比較!

今回はJAL国内線のファーストクラスの搭乗レビューです!機材はA350-900【359】で2021年9月時点でJALのフリートで最新の機種です。 JALホームページ上の機内座席配置の機種一覧には「A350-900(359)[JAL][…]

ドリンク / Drink

ホームページを見ればどなたでも確認できますが、念のためドリンクメニューを載せておきます(2021年11月~2022年2月分)。

<23. ドリンクメニュー ※ANAホームページより引用>

普通席と比較するとたくさんの選択肢とアルコールがあるのでドリンクだけでも楽しむことができます。

おまけ~A321neoの普通席~

過去の写真も見ていると何度か【neo】の普通席にも乗っていたので簡単にご紹介します。
(残念ながら【ceo】の普通席には乗ったことがありませんでした。たぶん。)

<24. 普通席バルクヘッド>

普通席もバルクヘッドであれば前方が開放的で快適です。

<25. 普通席>

前に座席があるとモニターの快適度は上がりますが、狭さは否めないです。

<26. 普通席非常口座席>

非常口座席もバルクヘッド席と同様に前方が広いですが、この座席は目の前にCAさんが座るのでやや恥ずかしい。しかもA321の場合は距離が近いです。

【neo】の座席しか紹介できませんでしたが、シート配列は同じですので、【ceo】の場合は基本的にはモニターがないだけと思っていただければよいと思います。

より快適に過ごしたいのであれば、自分のBluetoothイヤホンを使うことができるようになるアイテムも実は存在するので下記の記事も参照してみて下さい。

簡単にBluetooth対応に!

今回は滅多に書かないOjisanのおすすめアイテム紹介です! 今回のテーマは「フライトを快適にするアイテム」。追記するかもしれませんが、とりあえず2つご紹介します。 いいなって思ったらぜひ試してみて下さいね~! <ご紹介す[…]

最後に / Comments

航空会社全日本空輸 (ANA)
便名①【neo】NH565
②【ceo】NH564
搭乗区間①羽田空港(HND)→高知龍馬空港(KCZ)
②高知龍馬空港(KCZ)→羽田空港(HND)
搭乗クラスプレミアムクラス
機番①JA565A
②JA112A
予約方法ANA公式ホームページ
運賃ANA トクたびマイル
予約金額①3,000マイル+290円
②3,000マイル+290円
アップグレード金額アップグレードポイント利用
合計金額590円
<フライト情報>

ANAプレミアムクラス【321】の搭乗レビュー、いかがでしたでしょうか。

【neo】と【ceo】の差についてご理解いただくことができたでしょうか。
個人的には【neo】が好きです。やはり細かなところの違いで【neo】のほうが快適だと感じました。

見逃せない!ANA「TheRoom」

今回はそろそろコロナ後の海外旅行を検討中の方もいるのではないかと思い、ANAの最も新しいビジネスクラス『THE Room (ザ ルーム)』についてご紹介したいと思います。2019年8月に後ろ向き座席に搭乗した際の内容です。私が座っている姿[…]

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